サーバ移転☆さくらのVPSでサーバ構築♪

お知らせ

重さ解消のために、これまで利用していたさくらのレンタルサーバから、さくらのVPSに移転してパフォーマンスチューニングに挑戦してみました。

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※現在はWebサーバをNginxに変更してリバースプロキシにて運用しています。

これまでロリポップ、XREA、さくらのレンタルサーバと移転してきましたが、さくらインターネットさんが始めた「さくらのVPS」サービスがずっと気になってました。そこに、3月9日よりVPSサービスが強化されるとの情報を聞きつけ、とりあえずやってみよう!と移転してみました。

レンタルサーバと違ってサーバの構築から全部自分でやらないといけませんが、Webサーバやデータベースサーバ、PHPなんかのパフォーマンスチューニングをすべて思い通りにできるのは魅力的です♪

VPSって何でしょう

ひとつの高性能なサーバ内に仮想OSを複数起動し、その仮想OSをレンタルしてくれるサービスのことです。レンタルサーバと専用サーバの中間に位置し、「レンタルサーバのように低価格な、なんちゃって専用サーバ」という感じです。

さくらさんによれば、こんなふうにまとめてあります。

さくらのVPSは、仮想化技術を用いて1台の物理サーバ上に複数の仮想サーバを構築し、お客様だけの仮想専用サーバとしてご利用いただけるサービスです。

わたしはお仕事でサーバをごにょごにょしたりもしてますので、これは魅力的なサービス♪ということで、一念発起して移転しちゃいました。

サーバOSはCentOSの32bit版

Linuxerなわたしには、さくらのレンタルサーバで使われているOSがFreeBSDなのがちょっぴり不満でした。ちょっぴりですけどw

デフォルトではRHEL(Red Hat Enterprise Linux)クローンのCentOS 64bit版がインストールされてますが、さくらのVPSは現在のところメモリが512MBなのと、3月9日のサービス強化後もメモリ1GB or 1.5GBを使おうと思っていることもあり、64bitの恩恵を受けにくいことと、より枯れていて使い慣れているということで、CentOS 32bit版にインストールし直しました。

お仕事で触れる機会の多いOSなので、これまでにおぼえた色々な小技が使えるのでワクワクです(*´∀`)

サーバ構築はさらりと完了♪

仮想とはいえ自分だけのサーバなので、なんでも好き勝手にできます。なので不要なサービスはぜーんぶ外して、ファイアウォールすら不要な状態にしてみました。

ちょびっとだけまとめてみます。

  • 不要なデーモンはすべてストップ、自動起動もオフに
  • SSH(シェル)は一応がんばってセキュリティに配慮
  • Webサーバ、PHP、データベースまわりはキャッシングに配慮して豪華に♪
  • WordPressで使うのでFTPサーバは仕方なく構築
  • めんどくさいけどメールサーバも一応構築
  • 監視関係はなんとなく半自動化

バーチャルドメインで運用するため、WebサーバであるApacheとかメールサーバの設定あたりはCentOS、というかLinuxでサーバ構築を何度かした経験がないと辛いかもですが、情報はネットにたくさんあります(*´∀`)

ドメイン名はValueDomainで管理

わたしは趣味と個人的なお客さん(知人とか)のドメイン名はすべてバリュードメインさんで取得・管理してます。安いし、管理が楽なのでお気に入りです♪

今回、ドメイン名の移行がすんなり済んだのも、バリュードメインさんのおかげかな(*´∀`)

ちなみにお仕事ではお名前.comというサービスをよく使ってます。

さっそく高速化にチャレンジ!

主にWebサーバ&PHP関係のモジュールと、WordPressのプラグインの連携によるパフォーマンス改善を目指してみました。

細々と色々なことをしてみましたが、APCというPHPの出力する中間コードをキャッシングする仕組みは予想通り効果バッチリでした。特に管理画面が超サクサクになって大感激(´ω`)♪

WordPressのW3 Total CacheというプラグインがAPCをキャッシングに使えるため、これも試してみました。

W3 Total Cache
検索エンジン最適化 (SEO) & キャッシュによるパフォーマンスの最適化 (WPO)。統合キャッシュ: CDN、圧縮、ページ、オブジェクト、フラグメント、データベースのサポート。

ページキャッシングのみディスクを使い、あと可能な部分はAPCを使うという設定にしたところ、空きメモリがギリギリにはなっちゃいましたが、体感で明らかにわかるほど表示が高速化されていい感じです!

とにかくAPCの威力は絶大なので、WordPressをお使いの方で、頻繁に記事を更新される場合、VPSは要検討です♪

バックアップ、大事!

さくらのレンタルサーバからVPSに移行する際、以前お仕事で失敗したこともあるので、これでもかというくらい入念にチェックして、複数の方法であらゆるデータのバックアップをとっておきました。

そのおかげで移行はすんなり済み、サーバ構築を含めて数時間で完成しちゃいました。

サーバ側とローカルの2カ所にバックアップをとっておくのもかなり重要です。WordPressの場合、BackWPuPというプラグインがかなり優秀なのでおすすめです♪

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Schedule complete automatic backups of your WordPress installation. Decide which content will be stored (Dropbox, S3…). This is the free version